ベビースイミング通信VOI.26

ベビースイミング通信VOI.25 ではひび割れのツボのお話を紹介させていただきました。

今回は、「いい子ってどんな子?」をご紹介します。

「いい子ってどんな子?」

ジーン・モデシット文  ロビン・スポワート絵 もき かずこ訳

「ねぇ、お母さん、いい子ってどんな子?」

うさぎのバニーぼうやが尋ねました。

「絶対泣かないのが良い子なの?」

「僕、泣かないようにしたほうがいい?」

お母さんは答えました。

「泣いたっていいのよ。でもね、バニーが泣いているとなんだかお母さんまで悲しくなるわ」

「じゃぁ、いい子ってつよい子のこと?」

「何も怖がらないつよい子になって欲しい?」

「まぁ、バニーたら。」

「怖いものがない人なんているかしら?」

「おこりんぼはいい子じゃないよね?」

「プンプン怒っている僕なんかお母さん嫌いでしょ?」

「とんでもない。プンプン怒っている時もニコニコ笑っている時も

お母さんはバニーが大好きよ。」

「でも、僕が馬鹿なことばかりしていると、お母さん嫌になっちゃうよね。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

びっくりするようなお馬鹿さんでも?

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「それじゃあ、僕がもっと可愛い子ならお母さん、嬉しかった?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「じゃぁ、お母さんは僕がどんな子だったら1番嬉しい?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

貴方だったら、子どもの質問に対してどのように答えますか?「・・・・・・・・・・・・・」の部分に言葉を入れてください。

こどもだって、いろいろな不安を抱えて毎日を生きているのだと思います。

様々な問題を抱えた現代社会の中に生まれてきた子どもたちは、大きな不安を抱えることも多いかもしれません。

そんな時、子どもの周りに、お母さんでも、お父さんでも、おばあさんでもおじいさんでも先生でも、その子を丸ごと受け入れて、うんと愛してくれる人がいたらどんなに良いでしょうか?

この絵本に出てくるうさぎのお母さんみたいな人がそばにいれば、子どもはどんなに安心するでしょうか・

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