ベビースイミングをすることによる母親・子どもへの影響
ベビースイミング指導法はスイミングクラブおよび指導者によって指導法が全く違います。
ここでは国際プログラム研究所が長年におよび研究されたブログラムを基本とした指導法から母(父)親・子どもへの影響についてお話しします。
まずレッスンの方法ですがコーチが指導権を握って一斉に同じことをさせるのではありません。
類型的年代に分けたカリキュラムが62種類ありその子の年代にあったカリキュラムをその子の親もしくはおじいちゃんおばあちゃんがその子の先生になってその子の無限の可能性を引き出すのです。
まず親への影響について述べます。
ベビースイミング目的は母(父)親と子の教育が一つあります。教育と言いますと教え込むとイメージする方が多いのですが、そうではなく、親・子・指導者の3者が共に育む共育です。
1 ベビースイミング中は家事のことは一切考えずに、肩まで水に浸かり、赤ちゃんとアイコンタクトを取りながら我が子とのコミニュケーションが取れるのです。リラックスした母親を見ていると、まさに愛情ホルモン(オキシトシン)が分泌されているように感じます。そばにいる指導者の私も幸せ気分になります。
この親子の関係は、オキシトシンの相互作用により、セロトニンやドーパミンの分泌を促進させ、ストレス緩和に繋がり日常生活の疲れが解消されると思います。
指導者は親に他者と比べず・焦らず・諦めず・待つこと笑顔を絶やさず水をおもちゃにして遊ぶことを伝えます。我が子の好きなものを見つけ出し、繰り返し行い、それを上手にしてあげることです。上手にするコツは些細なことを見逃さず、水中で手を動かした足を動かした、笑顔になったなどの動作を見つけたら即座に気持ちがいいね、楽しいね、すごいねと伝え同調し共感することです。親に褒めて認めてもらうと、ありのままの自分を肯定する感覚、他者と比較することなく自分自身を愛してくれているという自己肯定感・愛着心が相互に生まれ、物事を前に進むための原動力となり、親子の真の絆を育むことになります。
0 歳から3歳までの無意識の時代に親と他人(指導者)に認められたという実感・自己肯定感を育むことは一生の財産となることでしょう。
父親の参加が土曜日祝日だけでなく平日に多くなりました。育児を母親任せでないことの表れではないでしょうか どちらかというと父親の方が教え込もうというより、楽しんでいることが多いように感じます。
2 お母さんには同じ位の年代を持つ母親同士の会話はストレス解消にもなっているようです。
子どもへの影響
1 0歳から3歳までの脳の発達は成人を100%とすると60%まで発達します。しかも大脳の基礎しなる部分は感覚・運動と発達していきます。
まだ歩けない赤ちゃんの運動神経系の発達には関節に負担をかけずまた循環機能の未熟な赤ちゃんには水平体位で立体的に運動ができることは運動神経系の発達促進と身体の発達に役立ちます。
2 肺の発達を促進させます。
水中で息を止めたり吐いたりいわゆる呼吸中枢神経を刺激することにより肺胞の増加につながります。肺に酸素をより多く取り込むことができることです。
3. 赤ちゃんには水と調和する能力があります。
水中でリラックスし水面にプカプカ浮くことができる脳力や水の抵抗を上手に使った手・足の動きなどがあります
4. 水には抵抗があります。
筋肉の未熟な赤ちゃんは、身体の骨の近い筋肉(躯幹筋)からまず動かし始め末端の筋肉を動かします。この動かし方は持久力のある筋の使い方であると同時にしなやかして泳ぐことが出来ます
からだを動かすことの快感を取得することは一生の財産です。
人間は動くことにより健康が維持されるからです。
5. プールに来るということは
赤ちゃんは遊びが全て学習です。その学習法は模倣動作です。同じか年上の子の楽しそうに泳いでいる姿を見て泳げるようになるのです。
強制して行うのではなく赤ちゃん自身が楽しく手・足を動かして泳いで初めて能力開発・発育発達の向上・自己肯定感により母子分離が成功し自立が始まります。
ベビースイミングは、全ての運動の基礎造りとなります。
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