ベビースイミング通信 VOL.7
ベビースイミングの目的・効果はどんなもの? NO2
前回は水難事故対処能力についてお話ししました。
今回は体育効果についてお話しします。
ベビースイミング通信VOL.2 、3では筋肉の動かし方の特徴である躯幹筋からの始動、生まれながらに持っている、水に対する順応力(I.S.M)などの保持、助長が目的です。
そして、大事な一つとして肺の発達があります。
肺は呼吸細気管支の先に肺胞がありガス交換をし、酸素を体内に取り込みます。
生まれた時の肺胞数は約3千万個で10歳頃までに10倍の3億個とも5〜6億個とも言われています。この差はなにか?と言いますと、肺胞増加の時期に呼吸中枢神経レベルアップしたかどうかです。
ベビースイミングでは息を止め一気に吐くという教程(顔つけ・潜り・潜水遊戯など)があります。これらの教程を楽しく繰り返し行う事で肺胞の数が増加していると考えられます。
レッスン中に見られる事は、潜る時間が長くなり、プールの底にある遊具を拾ってきたり、お母さん迄泳ぐ距離が長くなって来ます。肺活量が増加したことが分かります。
会員のお母様から次のような話がありました。「ベビースイミングの経験の無いお兄ちゃんはまだ風船を膨らます事が出来ないのに下の妹は、息を強く吐き出し膨らませる事が出来るのです!!」と。
肺胞の増加時期を過ぎると肺胞の容量は幾分ふえます。その後さらに肺胞上皮と毛細血管内皮との接触が進み、呼吸中枢神経レベルアップする事により肺胞が活性化されていきます。
ベビースイミングは肺の形成に大きな役割を果たしています。
赤ちゃんの身体の一部に財産を残す事になります。 但し、 潜り、潜水は10秒以内とします。