ベビースイミング通信VOL.3

ブールの中でねんね

 前回の体験会でのことです。

丁度眠くなる頃と重なり少しぐずり始めた赤ちゃん、そのうちパパに抱かれたまま眠ってしまいました。ベビープールは水温が33度(33度の水温は赤ちゃんが裸のまま40分浸かっていても自分の体温維持が可能)に保たれているので大丈夫。眠りを妨げないようにそのまま仰向けにしてもらいました。プールの水がベッドに、浮いたまま赤ちゃんはスヤスヤとねています。何とも不思議な光景!実はこれは、赤ちゃんならではの能力。水中での体の重心の位置と浮力の位置が一致すればなせる事。お母さんの羊水の中で育っていた赤ちゃん、リラックスさえすれば気持ちよく浮いていられるのです。水に対する順応能力(ISM)のひとつです。

ISMの感覚は、陸上の生活や運動を増すにつれて少しずつ失われていきます。私達はその能力を自然に引き出し、活かし、伸ばす。それがお子さんの可能性を拓く事になるという理念のもとにその方法を提供しています。

ISM(Instinctive Swimming Movement)とは、人間が生まれた時点に持っている、水への順応力の事です。

I.S.Mについて現在知られていることは、

  • 水中における重心の位置と浮力の位置と一致させる能力
  • 気管支における水と空気の識別能力
  • 水中の上下動に伴う頭や体の角度の問題
  • 水の流れに対する無駄な力や、無駄な抵抗を伴わない手足の動き

 水の中での赤ちゃんの手足の動かし方は自然でありその効率は大人の数倍以上と考えられます。この持って生まれたI.S.Mを自然に発展させ、そしてそのパターンを崩さないで、その後筋力や持久力がついたならば、従来考えられている水泳の記録や泳ぎ方の常識を根底から覆すものが作られていくかもしれません。

赤ちゃんにI.S.Mの能力があると考えれば、それを引き出す指導になるわけです。教え込む指導とは異なります。下記のレッスン中の動画をご覧下さい。皆さんは赤ちゃんが潜在能力としてI.S.Mを持っていると思いますか??

 

 

 

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